中国葫芦島・日本産業オンライン経済貿易商談会の参加

中国葫芦島・日本産業オンライン経済貿易商談会の参加

中国弁護士(Not admitted in Japan)李 昱昊

 

 

 先日、当事務所は、葫芦島市政府主催「葫芦島・日本産業オンライン経済貿易商談会」にお招きいただき、当商談会にオンラインで参加してまいりました。

 

当商談会では、葫芦島市市長及び各経済貿易関連管理部門の責任者が登壇され、葫芦島市と日本のこれからの経済交流についてご解説いただきました。
 近年、葫芦島は日本との経済貿易協力に力を入れており、全市では、累計で日系企業49社の設立が許可され、文化・観光、医療・高齢者向け福祉、現代農業、省エネ・環境保護などの分野において、現在立地推進中の重点プロジェクトが11個あります。ここ3年間、日本との輸出入額は累計で 1.3億ドルに達し、主な商品は冷凍野菜、化学製品、落花生、調味料などです。宮崎市と友好都市の提携を結んでおり、日本貿易振興機構ジェトロ、日中東北開発協会、関経日中経済貿易センターと良好な協力関係を築いています。「現在、葫芦島は、投資家の満足度向上を基本的な目標として、より多くの日本人の方がこの町にいらっしゃるよう、誠実さを守り、革新をして、調和のとれた発展を目指しています。是非、葫芦島と一緒に新たなビジネスの道を切り開いていきましょう。」と葫芦島市王市長は、商談会の来賓に対してアピールしています。

 

 

1 葫芦島市の概要についてご紹介いたします。

(1) 位置

葫芦島市は遼寧省の西端に位置し、東は錦州、西は秦皇島に隣接しており、「関外第一市」と呼ばれる環渤海経済圏の重要なノード都市です。
面積は1.04万平方キロメートル、人口は約280万人です。

 

(2) 海浜都市

地理的条件に恵まれた海浜都市です。葫芦島市は瀋陽から240キロメートル、北京から390キロメートル離れている東北、華北の二つの経済圏のノードに位置しています。京沈(北京~瀋陽)高速道路、秦沈(秦皇島~瀋陽)高速鉄道、京哈(北京~ハルピン)鉄道、国道102線、遼寧浜海大道の5本の交通幹線が全土を貫いています。海岸線の長さは 261キロで、遼寧省の2位です。葫芦島港は国家一類開放港都市であり、北地方において、汚泥がたまらない不凍港です。

 

(3) 観光都市

環境が美しい観光都市で、高知名度の自然風景と人文景観は100ヵ所余りに達しています。中国の優秀観光都市、国家園林都市、国家森林都市と温泉の町と称されています。葫芦島の海岸線沿いに14箇所の天然海浜浴場があります。興城寧遠古城は全国で最も完備に保存されている明の時代の城であり、興城温泉は「天然聖水」と誉められています。覚華島は渤海遼東湾における最大の島であり、中国で最も有名な「北方仏島」です。

 

(4) 産業都市

産業クラスターが充実している産業都市であり、石油化学工業、非鉄金属、設備製造、エネルギー電力は葫芦島の四つの柱産業です。新中国初の原油はここで精製され、初の亜鉛インゴットはここで鋳造されています。葫芦島には中国最大の海洋油ガス田の绥中36-1油ガス田、国内最大の亜鉛製錬企業の中冶葫芦島有色金属グループ、国内最大のクロール・アルカリ生産企業の航錦科技株式会社、年間の船製造力が400万トンに達する船舶製造企業の渤海船舶重工有限責任公司が進出しています。シーメンス、中石油、中海油、中船重工などのフォーチュン500にランクされる大企業が集まっています。
現在、葫芦島市では伝統産業から新産業へ転換するイベントが積極的に推進され、アルミ型材を始めとする新素材産業、水着を始めとするスポーツウェア産業、農林水産物の再加工を始めとする食品加工産業、ライブコマースを始めとする情報技術産業とレジャー・ヴァカンスを始めする観光文化産業を重点的に発展させています。

 

(5) 資源都市

豊かな資源を持つ資源都市であり、当市はすでに50種類以上の鉱床が判明され、その内30種類以上の鉱物が採掘し、利用されています。石炭、モリブデン、鉛、亜鉛、マンガンの埋蔵量が豊富です。クルマエビ、蟹、イシビラメなどの海産品は国内外に販売されています。绥中白梨、興城リンゴ、南票ナツメなどの果物は全国で有名です。

 

(6) Eコマース

Eコマースが盛んで、中国初めての水着のクロスボーダー貿易Eコマース輸出試験都市です。葫芦島は中国の水着の名城で、年間出荷量が全国市場の40%を占めて、輸出量が国際市場の4分の1を占めて、中国国際水着博覧会の永久開催地に指定されています。

 

(7) 人材

人材が豊かで活力のある都市です。遼寧工程技術大学、遼寧財務貿易学院、渤海船舶職業学院、錦州石化職業学校などの大学・専門学校、職業教育学校は毎年一万人以上の各種類の専門技術人材を企業に送り込み、企業の発展に人材の保証を担っています。

 

 

2 日本産業園を中心とする葫芦島経済開発区における企業誘致の概要についてご紹介いたします。

(1) 葫芦島経済開発区の概況

対日経済貿易協力関係を強化させるため、市政府は葫芦島経済開発区に日本産業園を設けて、光学機器、製薬と医療機器、設備製造、バイオ技術、新エネルギー技術及び科学研究機関などの分野で誘致協力を重点的に展開して、開発区を全市の対日開放の先行区、日系企業投資の集中区、対日協力の新プラットフォームにすることに努力しております。
日本産業園の建設モードは市場化の新規建設と飛地誘致という二つの方法で建設を行っています。市場化の新規建設モードでは、計画建設用地は200ムー(13.33ヘクタール)で、事務サービス棟1万平米と日系工場12万平米を建設する予定です。飛地誘致モードでは、産業園が出来上がるまでの間に企業が即時に入居できるように、園区にある金辰中小企業園、小微双創園、中日創新創業協力基地と協力して、現有の工場と事務オフィスを整備・整合して、5万平米の用地を用意しており、日系企業の誘致を展開しています。

 

(2) 日本産業園に関連して、多様な賃貸工場オプションを用意しております。

ア 日本産業園
敷地面積は200ムー(13.33ヘクタール)、建築面積は13万平米であり、葫芦島の沪成国際産業園の一部であり、日系企業を誘致するために専門的に用いられ、商務センター、展覧センター、企業本社基地、カスタマーライズ工場などの区域に分けられ、カスタマイズ化している多次元の空間です。

イ 金辰中小企業園
敷地面積が247ムー(16.47 ヘクタール)、建築面積が20万平米で、一軒家の多層階工場を2万平米を提供しています。

ウ 小微双創園
敷地面積が177ムー(11.8 ヘクタール)、建築面積が10万平米で、標準化鉄骨工場、多層階工場 2万平米を提供しています。

エ 中日創新創業協力基地
敷地面積は28.1ムー(1.87ヘクタール)、建築面積は2.4万平米で、標準化多層階工場を持っています。以上のプロジェクト用地では、水道、電気、道路、ガスなどの基礎インフラは完備して、企業の需要を満たすことができます。

 

(3) 各側面における投資優越性

ア 地理的優越性
開発区は東北と華北の二大経済圏の交差点に位置して、国内の二大経済プレートからの輻射を双方向で受けています。開発区は葫芦島の中心部から8キロメートル離れて、園区の企業の生活サービス保障は中心部と同等の優遇をうけることができます。

イ 強い産業人材の優越性
葫芦島は全国の大型化学工業生産基地と設備製造基地で、産業群が充実しており、現在、区内には中石油、中海油、船舶重工、忠旺アルミニウム業、大唐熱電などの大企業・中規模企業が100社以上あり、石油化学工業、機械製造、新材料、エネルギー電力などを主力とする産業体系になっています。産業労働経験者2万人余りいます。

ウ 交通網が発達している港の優越性
京哈(北京~ハルピン)鉄道、京沈(北京~瀋陽)高速道路、秦沈(秦皇島~瀋陽)高速鉄道、国道102線は開発区の西側に並んで、疏港道路と遼寧浜海高速道路は全区を横断しています。錦州湾空港まで35 km。汚泥がたまらない不凍港である葫芦島港、錦州港に恵まれ、企業の対外貿易物流のニーズを満たすことができます。

エ 優遇政策サービスの優越性
開発区は同時に中国の東北老工業基地振興政策と遼寧省沿海経済帯発展の二重の優遇政策があり、「葫芦島市重店工業投資プロジェクト支援・奨励(暫定)弁法」、「本部経済奨励政策」、「外商投資企業優遇政策」などの優遇制度を施策しております。特に、日系企業に対して工業賃貸特別サポート優遇制度を策定して、優遇期間が5年間で、全ての賃金を免除いたします。

 

 

開発区は全市の経営環境最適区を建設することを目標として、プロジェクト執事とワンストップ代行サービスの運営モードを実施して、企業に「全日、全過程、全方位、全力を尽くして」の「四全サービス」を提供しております。

 

 

詳しい情報は、ご希望に応じてご提供することが可能ですので、葫芦島市でのビジネス展開や葫芦島市とビジネス提携をご検討されている企業様は、ぜひ当事務所までお問い合わせください。

 

 

注:本記事は、「葫芦島・日本産業オンライン経済貿易商談会」で発表された内容に基づき、当事務所が整理したものであり、記事の内容に関しては、当事務所において一切責任を負いかねますので、ご注意ください。

 

 

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